イージーパッド を環境を指定して起動させる
投稿者:マーチン 2009年6月21日
カテゴリ:盲ろう者向け
カテゴリ:盲ろう者向け
イージーパッドを起動するときに、標準入力と6点入力、ダイアルアップ接続とLAN接続を切り替えたい。これを、スタートメニューからバッチファイルを選択することで可能にする方法を紹介します。
【まほろば】イージーパッド を同じ環境で起動させる の応用編になりますので、先にそちらの記事に目を通してください。
簡単に説明するなら、保存しておいた設定ファイルを「Easypad.ini」にコピーしてから、「mfind」というプログラムを使って変更したい項目だけ編集してから、EasyPad を起動します。
●ダウンロード
(1) まじかんとさんのHP mfind から、コマンドライン用のテキスト検索・置換ツール「mfind-1.5.zip」をダウンロードする。
なお、このソフトは、Microsoft .NET Framework 2.0 あるいはこれと互換性のある実行環境が必須です。
(2)zipファイルを解凍すると、mfind.exe ができるので、easypad.exe と同じフォルダに置く。
なお、このソフトは、Microsoft .NET Framework 2.0 あるいはこれと互換性のある実行環境が必須です。
(2)zipファイルを解凍すると、mfind.exe ができるので、easypad.exe と同じフォルダに置く。
●設定方法
(1)「Easypad.ini」の コピーを作り、名前を「Easypad2.ini」に変更する。
(2)例えば、6点入力でダイアルアップ接続する場合は、「start_easypad_6ten_dial.bat」という名前の以下のようなテキストファイルを作成してeasypad.exe と同じフォルダに置く。
【解説】
(3)「start_easypad_6ten_dial.bat」へのショートカットを作成する。
(4)作成したショートカットを、スタートメニューやスタートアップフォルダに登録する。
※ショートカットのアイコンをEasyPadと同じアイコンにするには、作成したショートカットを右クリックし、[プロパティ]を選択し、[アイコンの変更]をクリックして、"このファイル内のアイコンを検索"に、easypad.exe へのパスを指定する。
(2)例えば、6点入力でダイアルアップ接続する場合は、「start_easypad_6ten_dial.bat」という名前の以下のようなテキストファイルを作成してeasypad.exe と同じフォルダに置く。
Copy Easypad2.ini Easypad.ini
:: 6点入力
mfind /M /W /¥ninit=.*?¥r/¥ninit=1¥r/i Easypad.ini
:: ダイアルアップ接続する
mfind /M /W /¥nMODE=.*?¥r/¥nMODE=1¥r/i Easypad.ini
start easypad.exe
:: 6点入力
mfind /M /W /¥ninit=.*?¥r/¥ninit=1¥r/i Easypad.ini
:: ダイアルアップ接続する
mfind /M /W /¥nMODE=.*?¥r/¥nMODE=1¥r/i Easypad.ini
start easypad.exe
【解説】
行末の改行コード(¥r¥n)を検出して、"init=" で始まる行を、"init=1" に、"MODE=" で始まる行を、"MODE=1" に置き換える 。
/M オプション
mfind [オプション...] /検索文字列/置換文字列/オプション [検索するファイル...]
/M オプション
/M を指定すると、ファイル全体に対して検索を行います。検索文字列が見つかるとファイル名のみを出力します。複数の行にまたがる文字列を検索することができます。
/W オプション置換結果を元のファイルに上書き保存します。
このオプションを指定しないと、置換を行ってもその結果は保存されません。
i オプションこのオプションを指定しないと、置換を行ってもその結果は保存されません。
大文字・小文字を区別せずに検索します。
(3)「start_easypad_6ten_dial.bat」へのショートカットを作成する。
(4)作成したショートカットを、スタートメニューやスタートアップフォルダに登録する。
※ショートカットのアイコンをEasyPadと同じアイコンにするには、作成したショートカットを右クリックし、[プロパティ]を選択し、[アイコンの変更]をクリックして、"このファイル内のアイコンを検索"に、easypad.exe へのパスを指定する。
●他の設定
・例えば、例えば、6点入力でダイアルアップ接続しない場合は、「start_easypad_6ten_lan.bat」という名前で、以下の内容のファイルを作る。
・例えば、例えば、標準入力でダイアルアップ接続する場合は、「start_easypad_normal_dial.bat」という名前で、以下の内容のファイルを作る。
Copy Easypad2.ini Easypad.ini
:: 6点入力
mfind /M /W /¥ninit=.*?¥r/¥ninit=1¥r/i Easypad.ini
:: ダイアルアップ接続しない
mfind /M /W /¥nMODE=.*?¥r/¥nMODE=0¥r/i Easypad.ini
start easypad.exe
:: 6点入力
mfind /M /W /¥ninit=.*?¥r/¥ninit=1¥r/i Easypad.ini
:: ダイアルアップ接続しない
mfind /M /W /¥nMODE=.*?¥r/¥nMODE=0¥r/i Easypad.ini
start easypad.exe
・例えば、例えば、標準入力でダイアルアップ接続する場合は、「start_easypad_normal_dial.bat」という名前で、以下の内容のファイルを作る。
Copy Easypad2.ini Easypad.ini
:: 標準入力
mfind /M /W /¥ninit=.*?¥r/¥ninit=0¥r/i Easypad.ini
:: ダイアルアップ接続する
mfind /M /W /¥nMODE=.*?¥r/¥nMODE=1¥r/i Easypad.ini
start easypad.exe
:: 標準入力
mfind /M /W /¥ninit=.*?¥r/¥ninit=0¥r/i Easypad.ini
:: ダイアルアップ接続する
mfind /M /W /¥nMODE=.*?¥r/¥nMODE=1¥r/i Easypad.ini
start easypad.exe
●指定する項目以外の環境を変更したい場合
(1)Easypad で環境を変更して、Easypad を終了する。この時点で「Easypad.ini」が書き換えられている。
(2)「Easypad2.ini」を削除し、「Easypad.ini」の名前を「Easypad2.ini」に直す。
(3)次回、いずれかのバッチファイルの実行時に、新しい「Easypad.ini」が作成されて Easypad が起動する。
(2)「Easypad2.ini」を削除し、「Easypad.ini」の名前を「Easypad2.ini」に直す。
(3)次回、いずれかのバッチファイルの実行時に、新しい「Easypad.ini」が作成されて Easypad が起動する。
●起動時に初期化される設定項目
[状態変更]
- フォントサイズ
- 色切り替え
- 入力モード(ローマ字/6点/携帯)
- メール設定
- システム設定
- パスワード設定
- キー配置設定
- 色配置設定
- フォント設定
- 出力設定
- パスワード設定
- インターネット設定
- 検索ページ指定
- 検索ページ指定
●影響を受けない設定項目
[設定]
- システム設定
- 点字練習設定
- 点字練習設定
- アドレス帳登録
- インターネット設定
- お気に入り設定
- 履歴設定
- お気に入り設定