Groveコネクタのデュアルスイッチユニット その1
投稿者:マーチン 2020年5月5日
カテゴリ:障碍者全般::micro:bit
カテゴリ:障碍者全般::micro:bit
Groveシールドを使ったmicro:bit で使うために、Groveコネクタで2個のスイッチが使えるユニットを作ってみました。両手で持って親指で押すことのできるサイズ感です。市販品に「M5Stack用デュアルボタンユニット」がありますが、サイズが小さいのと、ボタンの操作荷重が重かったので、自作することにしました。
2020/5/19 プログラム3を追加しました。
●応用例
P2に挿したGROVEケーブルを、デュアルスイッチユニットに差し替え、P0 と P1には、リレーユニットを接続します。
リレーユニットの先には、スイッチ部をオーディオジャックに改造したおもちゃを接続します。
micro:bit を使って、2つの条件で、LEDより明るく光ることと、音声の再生をすることができる一例です。
・スイッチインターフェース 【まほろば】micro:bit スイッチインターフェース(第2世代 改訂版)
・リレーユニット 【まほろば】ジェスチャーセンサー(micro:bit 2)
・VOCA 【まほろば】音の出るおもちゃの改造
リレーユニットの先には、スイッチ部をオーディオジャックに改造したおもちゃを接続します。
micro:bit を使って、2つの条件で、LEDより明るく光ることと、音声の再生をすることができる一例です。
・スイッチインターフェース 【まほろば】micro:bit スイッチインターフェース(第2世代 改訂版)
・リレーユニット 【まほろば】ジェスチャーセンサー(micro:bit 2)
・VOCA 【まほろば】音の出るおもちゃの改造
●市販品 デュアルボタンユニット
●購入品
品名 | 個数 | 価格 | 備考 |
---|---|---|---|
【無印良品】ポリプロピレン小物ケース・S | 1 | 120円 | |
【モノタロウ】オムロン ヒンジ形タクタイルスイッチ B3J | 2 | 216円 | 操作荷重 0.29N (30gf) |
【秋月】ユニバーサル基板(ブレッドボード配線パターンタイプ) | 1 | 90円 | |
【マルツ】GROVE - ユニバーサル4ピンコネクター 90° | 1 | 209円*1/10 | |
【マルツ】GROVEケーブル 50cm (2本組) | 1 | 396円/2 | |
【Amazon】ELPA スズメッキ線 φ0.6mm HK-SM06H | 少し | φ0.4~0.6mm | |
抵抗 10kΩ 2本、両面テープ | |||
約700円 |
●製作方法
(1)9I~16I、17I~22I、14J~14-、15I~15+ をスズメッキ線でつなぐ。16J~16-、17J~17- に10kΩの抵抗をはんだ付けする。
(2)スイッチの裏側の出っ張りを削り落とす(右側)。
(3)GROVEコネクター をはんだ付けする。
スイッチの足の位置の穴を、四ツ目キリで少し大きくしてから、スイッチを挿し、はんだ付けする。
(4)ケースに穴をあける。四角い穴をきれいに開けるのは、結構難しい。
(5)基板の裏側に、1mm厚の両面テープを2重に貼り、ケースの内側から固定する。
(2)スイッチの裏側の出っ張りを削り落とす(右側)。
(3)GROVEコネクター をはんだ付けする。
スイッチの足の位置の穴を、四ツ目キリで少し大きくしてから、スイッチを挿し、はんだ付けする。
(4)ケースに穴をあける。四角い穴をきれいに開けるのは、結構難しい。
(5)基板の裏側に、1mm厚の両面テープを2重に貼り、ケースの内側から固定する。
●プログラム1
・左ボタンを押すと、P2のデジタル入力が1になる。
・右ボタンを押すと、P16のデジタル入力が1になる。
・50msだけ待って、両方のボタンが押されていたら ×マークを表示する。
・左ボタンが押されていたら ハートマークを表示し、P0ポートを 1にする。
・右ボタンが押されていたら 四角マークを表示し、P1ポートを 1にする。
※初級者向けの最も簡単なアルゴリズムなので、ボタンを素早く押すと取りこぼしをします。
一番下の [ダウンロード] をクリックすると、プログラムをダウンロードできます。
・右ボタンを押すと、P16のデジタル入力が1になる。
・50msだけ待って、両方のボタンが押されていたら ×マークを表示する。
・左ボタンが押されていたら ハートマークを表示し、P0ポートを 1にする。
・右ボタンが押されていたら 四角マークを表示し、P1ポートを 1にする。
※初級者向けの最も簡単なアルゴリズムなので、ボタンを素早く押すと取りこぼしをします。
一番下の [ダウンロード] をクリックすると、プログラムをダウンロードできます。
●プログラム2
◆スイッチの監視部分
ボタンの素早い操作にも対応できるように、バックグラウンドで常にスイッチのIOを監視して、LOWからHIGHになったら変数 スイッチ1、スイッチ2の値をセットする。◆メインループ
プログラム1ではIOポートの値で判断しているところを、バックグラウンドで設定された変数で判断するように変更。◆全プログラム
一番下の [ダウンロード] をクリックすると、プログラムをダウンロードできます。●メモ
プログラム2のバックグラウンドでスイッチを監視する代わりに、[高度なブロック] [入出力端子] [その他] にある、端子のLOW/HIGHのイベント処理を試してみましたが、チャタリングによる2重カウントが発生したため、採用しませんでした。
◆連載
- 【まほろば】Groveコネクタのデュアルスイッチユニット その1
- 【まほろば】Groveコネクタのデュアルスイッチユニット その2