まほろば

micro:bitでおもちゃを動かす 5

投稿者:マーチン  2020年5月24日 
カテゴリ:障碍者全般::micro:bit

 サーボモータを2個使って、ミニ鉄琴を演奏するおもちゃを作ってみました。自動演奏モードと「オタマトーン メロディ」のように1個のスイッチで演奏するモードがあります。micro:bit と GROVEシ-ルドを使っています。「micro:bit スイッチインターフェース(第2世代)」なら、そのまま使えます。
 真ん中のドから高いドまでで、#や♭の付かない音しか含まない曲以外は、演奏できません。
 【まほろば】micro:bit で電子オルゴール その1
第1弾の3曲 ”きらきら星”、”かえるの合唱”、”メリーさんの羊”
第2弾の8曲


●動画


●使い方

(1)プログラムがスタートするとハートが表示されます。
(2)停止中に、Aボタンを押すと、スピーカーから曲が流れます。
(3)曲が流れている間に、Aボタンを押すと、次の曲が流れます。
(4)曲が流れている間に、外付けスイッチを押すと、曲が止まります。
(5)Bボタンを押して”A”と表示されたら自動演奏モード、”S”と表示されたらスイッチ演奏モードです。
(6)外付けスイッチを押すと、自動演奏モードなら1曲演奏し、スイッチ演奏モードならスイッチを押すと1音だけ演奏します。
(7)スイッチ演奏モードで外付けスイッチを長押しすると・・・・・

番号曲名
0かえるの合唱
1きらきら星
2こいのぼり
3ちょうちょう
4めだかの学校
5チューリップ
6メリーさんの羊
7大きな栗の木の下で
8春の小川
9富士の山

●購入品

品名個数価格備考
【Amazon】BBC Micro:bit(マイクロビット)正規品 (Telec バージョン)2,200円
【スイッチサイエンス】micro:bit用 GROVE シールド1,210円
GROVEケーブル 20cm
Φ3.5mm モノラルジャック↑第2世代があれば不要
【秋月】TowerPro マイクロサーボ9g SG-90800円
【DAISO】スピーカー110円
【DAISO】ミニ鉄琴110円
木材 180x150x9mm110円
木材 50x12x5mm
2個用変換コネクタ
【まほろば】micro:bitでおもちゃを動かす 4
300円
ノックボールペンのバネ、プラスチック段ボール
約5,300円

●作り方

(1)ミニ鉄琴を裏返して、黄色のプラスチックの隙間の形に、プラスチック段ボールを切る。それより小さいサイズを2枚重ねたもの作る。これは固定せずに、鉄琴とプラスチック段ボールの距離を保つためのスペーサーとして使う。

(2)黄色のプラスチックとプラスチック段ボールをホットボンドで固定する。

(3)完全に固まったら、鍵盤1個づつを切断する。スペーサーのプラスチック段ボールは取り除く。

(4)ある点を中心に放射線状に並べて、ホットボンドで固定する。その中心に回転軸が来るように、サーボモーターを接着する。

(5)2つ目ののサーボモーターを、50x12x5mmの木材に接着し、その裏にサーボモータの腕を接着する。

(6)バチを先端近くで切断して少し短くして、間にボールペンのバネを接着する。太い部分を平らに削り、サーボモータの腕を接着する。寸法関係は、現物合わせで調整する。

(7)板に固定したサーボモーターに組付けたら、完成。

(8)P0 に100均スピーカー、P1(P15)にサーボモーター、P2に外付けスイッチ を接続する。

●楽譜作成時の注意

 鍵盤にない音は出せないので、真ん中のドから高いドまでで、#や♭の付かない音しか含まない曲に限ります。
 また、【まほろば】micro:bit で電子オルゴール その1 の説明で、”オクターブ省略時は、直前のオクターブ、長さ省略時は、直前の音の長さ” とありますが、これらを省略することはできません。

●プログラム




◆連載
◆関連記事