micrro:bit でマジック
投稿者:マーチン 2019年5月9日
カテゴリ:障碍者全般::micro:bit
カテゴリ:障碍者全般::micro:bit
お世話になっているPTさんから、「手品をやっている障害者がいて、次のお披露目会のネタないので、何か考えて。」といういつもの無茶振り。micro:bit を使ったガジェットが手品と言えるかどうか分からないけど、その線で考えてみました。「軽く触れるだけで何かが起こる。」「紙袋の中から何かが飛び出る。」という高度な要望に応えられる原案はできました。紙袋の底に隠してあるという想定です。プログラムを変えれば、いろんな手品(?)ができます。
●購入品
品目 | 金額 |
---|---|
micro:bit | 2,160円 |
田宮 ミニモーター低速ギヤボックス | 630円 |
GROVE リレー 2個 | 864円 |
GROVE - スピーカー(アンプ内蔵) | 961円 |
単4x3本 電池ボックス | 60円 |
結合金具、蝶つがい | |
木材 厚さ5mm | |
飛び出すクラッカー | 108円 |
超強力マグネット | 108円 |
USBケーブル | 108円 |
スマホ充電器 | 108円 |
ミニパワー ランタン | 108円 |
プラスチックストロー | |
M3ネジ、ナット、電池 | |
約5,800円 |
●仕組み
◆軽く触れるだけ
micro:bitには方位センサー(磁気センサー)が実装されています。基板の向きを変えると、その数値が変化しますが、強力な磁石を近付けても変化します。
プラスチックストローの先に、小型の強力磁石を忍ばせておいて、ストローを近付けるという操作をトリガーにしました。
プラスチックストローの先に、小型の強力磁石を忍ばせておいて、ストローを近付けるという操作をトリガーにしました。
◆何か飛び出す
電池でモーターを回しても、何かを勢いよく飛び出させるほどのパワーを出せません。そこで、クラッカーのひもをモーター軸に巻き付けて引っ張ることで、飛び出させることにしました。しかし、袋の中身を確認した時にクラッカーが見えていてはいけないので、ひもを引っ張るとクラッカーが立ち上がるような仕掛けを作りました。
●micro:bit 周辺
P0 端子に、GROVEスピーカー、P1、P2端子にGROVEリレー を接続し、リレーの出力先には、ランタンを分解したLEDランプ、減速ギヤ内のモータを接続しました。
●解説
- ダウンロード後、"TILT TO FILL SCREEN"と表示されたら、画面の中心にある点が画面全体を埋め尽くすまで、基板をいろんな方向に傾ける。
- ボタンBを押しながらリセットボタンを押し、起動後にボタンBを離す。スピーカー,モーター、LEDの動作確認ができる。
- ボタンAを押すと、モータが少しだけ回転する。
- 基板を水平の状態にして5秒、待ち時間5秒の後に開始する。
- 磁石を近付けるか、基板の向きを変えるか、ボタンBを押すと、イベントが進行する。
●プログラム
https://makecode.microbit.org/