まほろば

NVDAと読取革命で印刷物の読み上げ(かんたん認識)

投稿者:マーチン  2011年5月15日 
カテゴリ:視覚障碍者向け::スクリーンリーダー「NVDA」

 読取革命の「かんたん認識」機能の設定について説明します。設定は、NVDAの音声とキー操作だけでできますが、初心者には難しいかもしれません。

●「かんたん認識」を設定する

(1)Altキーを押し『ファイル(F) サブメニュー 選択』と案内したら、右矢印キーで『認識(R)』まで移動し、下矢印キーを押して、『かんたん認識(I) F9』と案内したら、Enterキーを押す。
(2)Tabキーを押して、『追加ボタン』まで移動し、Spaceキーを押す
かんたん認識

(3)『名称 エディット 新規認識 選択』と案内したら、例えば、”おまかせ読み込み” と入力する。
認識方法の追加

(4)Tabキーを押して、『処理内容 ツリービュー スキャナーから入力します』と案内したら、Tabキーを押す。上下の矢印キーで、『スキャナー(T) ラジオボタン チェック』 を選択しTabキーを押し、『スキャナー設定(S) ボタン』で、Spaceキーを押す。
処理内容 画像の入力

(5)Tabキーを押して、『ソース リスト』と案内したら、上下の矢印キーで使用するスキャナーを選んで、
■スキャン終了後スキャンダイアログを閉じる
にチェックを入れ、
■専用ダイアログを使用する
にも、チェックができればチェックしてから、『選択(S) ボタン』 でSpaceキーを押す。
スキャナー設定 ソースの選択

(6)Shift+Tabキーを押して、『スキャナーから入力します』まで戻り、下矢印キーで『ノイズを除去しません』 に移動し、Tabキーを押し、
■ノイズ除去を行う
●小さいノイズ
にチェックを入れる。
処理内容 画像編集 ノイズ

(7)Shift+Tabキーを押して、『小さいノイズを除去します』まで戻り、下矢印キーで『回転を行いません』 に移動し、Tabキーを押し、
■回転を行う
●自動判定
にチェックを入れる。
処理内容 画像編集 回転

(8)Shift+Tabキーを押して、『自動で正しい原稿の向きに回転します』まで戻り、下矢印キーで『傾き補正を行いません』 に移動し、Tabキーを押し、
■傾き補正を行う
●自動補正
にチェックを入れる。
処理内容 画像編集 傾き

(9)Shift+Tabキーを押して、『自動で傾きを補正します』まで戻り、下矢印キーで『レイアウト認識を行います』に移動し、Tabキーを押し、
□レイアウト編集を行う
のチェックをはずす。
処理内容 レイアウト認識

(10)『領域属性ボタン』でSpaceキーを押し、認識 プロパティページは、下図のように設定されている。
属性変更 認識プロパティページ

(11)Ctrl+Tabキーで、『変換 プロパティページ』に移動し、
改行グループで、『自動判定 ラジオボタン』にチェックを入れ、アルファベットグループ、数字グループ、記号グループ、カタカナグループで、『全角 ラジオボタン』にチェックを入れる。
属性変更 変換プロパティページ

(12)Tabキーで 『OKボタン』まで移動し、Spaceキーを押す。

(13)Shift+Tabキーを押して、『レイアウト認識を行います』まで戻り、下矢印キーで『認識結果を転送します』に移動し、Tabキーを押し、『認識結果を転送(T) ラジオボタン チェック』で、Tabキーを押し、『参照(C) ボタン』でSpaceキーを押す。
処理内容 認識結果

(14)転送先アプリケーションで、Text(.txt) を選択し、『OKボタン』 でSpaceキーを押す。
認識結果を転送

(15)Tabキーで、『OKボタン』まで移動して、Spaceキーを押す。
認識方法の追加の終了

(16)『かんたん認識ダイアログ』に戻るので、Tabキーで『閉じる ボタン』に移動して、Spaceキーを押す。

●設定の確認とリスト順の変更

(1)Altキーを押し『ファイル(F) サブメニュー 選択』と案内したら、右矢印キーで『認識(R)』まで移動し、下矢印キーを押して、『かんたん認識(I) F9』と案内したら、Enterキーを押す。
(2)『認識方法一覧』と案内したら、下矢印キーで『おまかせ読み込み』まで移動する。
(3)Tabキーで、『変更』まで移動して、Spaceキーを押す。
(4)Tabキーを押すと、『処理内容』と案内するので、上下の矢印キーで移動して以下のように設定されていることを確認する。
スキャナーから入力します
小さいノイズを除去します
自動で正しい原稿の向きに回転します
自動で傾きを補正します
レイアウト認識を行います
認識結果を転送します
Text(.txt)
認識方法の変更

(5)Tabキーで、『OKボタン』まで移動して、Spaceキーを押す。
認識方法の編集の終了

(6)Tabキーで、『認識方法の整理 ボタン』まで移動して、Spaceキーを押す。
認識方法の整理

(7)上下矢印キーで『おまかせ読み込み』まで移動し、Tabキーで『上へボタン』に移動して、Spaceキーを7回押す。これで、リストの上から2番目に移動される。
 ※[上へ]ボタンで一番上まで移動させると、キーボードでの入力が効かなくなります。
認識方法の整理

(8)Tabキーで、『OKボタン』まで移動して、Spaceキーを押す。
(9)『かんたん認識ダイアログ』に戻るので、Tabキーで『閉じる ボタン』に移動して、Spaceキーを押す。


◆連載

◆関連記事