micro:bit でスイッチインターフェース製作(腕時計型)
投稿者:マーチン 2018年12月13日
カテゴリ:障碍者全般::micro:bit
カテゴリ:障碍者全般::micro:bit
腕時計タイプのものを作ってみました。市販品も検討したのですが、ボタン電池では寿命が短いし、外付けスイッチが使えないので、3Dプリンタでケースを自作して、単4電池2本を使い、2個の外部スイッチを接続できるようにしました。初試作ですが、何とか形になったので紹介します。
●市販品の場合
コイン型電池を使って、コンパクトに仕上げるための市販品は、いくつかあります。
◆MI:power
【秋月電子】MI:power board for the BBC micro:bit 680円
【秋月電子】micro:bit マイクロビット用ケース Mi:Power対応 690円
ベルトを付ける工夫をすれば、腕時計のように使えます。ブザーも内蔵されています。
スライドスイッチが小さくて壊れそうなのと、ネジを外さないと電池を交換できないです。
【秋月電子】micro:bit マイクロビット用ケース Mi:Power対応 690円
ベルトを付ける工夫をすれば、腕時計のように使えます。ブザーも内蔵されています。
スライドスイッチが小さくて壊れそうなのと、ネジを外さないと電池を交換できないです。
◆バングルモジュール
【スイッチサイエンス】micro:bit用バングルモジュールキット 1,836円
micro:bitの電源をオン/オフするスイッチとスピーカーが搭載されています。
スライドスイッチが小さくて壊れそうなのと、基板がむき出しなのです。
micro:bitの電源をオン/オフするスイッチとスピーカーが搭載されています。
スライドスイッチが小さくて壊れそうなのと、基板がむき出しなのです。
●micro:bit の電源
【Qiita】micro:bitの電源供給について によると、
電源コネクタ(PHコネクタ)から供給する以外に、
CR2032を使えばコンパクトに仕上げることができますが、頻繁に電池交換が必要なのは実用性に欠けるし、地球にやさしくありません。コンパクト(軽量)さと実用性のバランスを考えて、単4電池を選択しました。充電可能な単4電池(例えばエネループ)を使えば、地球にも優しいです。
電源コネクタ(PHコネクタ)から供給する以外に、
・USB接続で、PCから供給する。あるいは、USBモバイルバッテリーを使う。
・エッジコネクタ(3VとGND と書かれた端子)から供給する。1.7~3.6V の範囲の電圧が許容される。
電池の容量を大雑把な比較として、アルカリ単3を1とするなら、アルカリ単4は 1/2、電圧3Vのコイン型リチウム電池 「CR2032」は 1/10です。・エッジコネクタ(3VとGND と書かれた端子)から供給する。1.7~3.6V の範囲の電圧が許容される。
CR2032を使えばコンパクトに仕上げることができますが、頻繁に電池交換が必要なのは実用性に欠けるし、地球にやさしくありません。コンパクト(軽量)さと実用性のバランスを考えて、単4電池を選択しました。充電可能な単4電池(例えばエネループ)を使えば、地球にも優しいです。
●購入品
品目 | 金額 |
---|---|
【マルツ】小型マイコンボードmicro:bit | 2,138円 |
【マルツ】スライドスイッチ(GB-SSW-SPDT-PNL) | 27円 |
【マルツ】3.5mmステレオジャック 基板取付用 (GB-35J-LTWC-BM) | 50円 |
【マルツ】圧電ブザー(PKM13EPYH4000-A0) | 100円 |
【マルツ】電池ケース 単4×2本 (BH421A) | 52円 |
万能ベルト | 108円/2 |
ニチフ 圧着端子 R0.5-3 6個 | |
超低頭小ネジ M3×12 2個 | |
サラコネジ M3×10 3個 | |
M3 ナット 9個 | |
M2 ネジ、ナット 2個、リード線、両面テープ、熱収縮チューブ | |
合計 | 約2,600円 |
●ケース製作
◆印刷設定
3Dプリンタ: zortrax社 M200
スライサーソフト: Z-SUITE
材料: zortrax社 ABS
※印刷時間 3時間弱 重量 25g
スライサーソフト: Z-SUITE
材料: zortrax社 ABS
項目 | 設定値 | 備考 |
---|---|---|
SUPPORT ANGLE | 30° | |
SUPPORT OFFSET | YES | |
MATERIAL | Z-ABS | |
SUPPORT | ■LITE ■SMART BRIDGES | |
LAYER THICKNESS | 0.19 mm | |
PRINT QUARITY | NORMAL | |
PATTERN | PATT.0 | |
INFILL DENSITY | 40% |
●組み立て手順
◆スイッチインターフェース
(1)電池ボックスの途中に、スライドスイッチをはんだ付けをする。さらに、ステレオジャック、圧電スピーカーにリード線をはんだ付けする。
(2)ケースに、電池ボックスを両面テープで、スライドスイッチをM2ネジで、micro:bit をM3ネジで取り付ける。
(3)圧電スピーカーをP0とGND、ステレオジャックをP1とP2とGND、電池ボックスを3VとGND に接続する。
(4)ケースに、圧電スピーカー、ステレオジャックを取り付ける。
(5)ケースの穴にベルトを通す。
(2)ケースに、電池ボックスを両面テープで、スライドスイッチをM2ネジで、micro:bit をM3ネジで取り付ける。
(3)圧電スピーカーをP0とGND、ステレオジャックをP1とP2とGND、電池ボックスを3VとGND に接続する。
(4)ケースに、圧電スピーカー、ステレオジャックを取り付ける。
(5)ケースの穴にベルトを通す。
◆スイッチ
φ3.5mmのステレオプラグを使います。極性には注意が必要です。
◆連載
- 【まほろば】micro:bit でスイッチインターフェース製作(電子工作)
- 【まほろば】micro:bit でスイッチインターフェース製作(設定例)
- 【まほろば】micro:bit でスイッチインターフェース製作(開発環境)
- 【まほろば】スイッチインターフェースの使い方(設定変更)
- 【まほろば】micro:bit でスイッチインターフェース製作(電子工作 改訂版)
- 【まほろば】micro:bitで ミュージックボックス
- 【まほろば】micro:bit でスイッチインターフェース製作(ちょっと変更)
- 【まほろば】micro:bit でスイッチインターフェース製作(腕時計型)
- 【まほろば】micro:bit でスイッチインターフェース製作(機能拡張)
- 【まほろば】micro:bit プログラムのダウンロード