あごで押すスイッチ その2
投稿者:マーチン 2018年12月31日
カテゴリ:上肢障碍者向け::スイッチとおもちゃ
カテゴリ:上肢障碍者向け::スイッチとおもちゃ
あごで押すスイッチに、首を左右にひねって押せるスイッチ2個を追加しました。3本の配線が必要なので、micro:bit スイッチインターフェースを小型にして、ネックピローに埋め込みました。小さな3.5mmモノラルジャックがあれば、もう少しスマートになったかな。
●スイッチインターフェース
品目 | 金額 |
---|---|
【秋月電子】小型マイコンボードmicro:bit | 2,160円 |
【スイッチサイエンス】単四2本電池ボックスJST PHコネクタ付 | 183円 |
【マルツ】3.5mmモノラルジャック (MJ164H) 3個 | 227円 |
【マルツ】超小形スライドスイッチ | 97円 |
プラスチック容器 | 108円/4 |
圧着端子 R0.5-3 6個 | |
超低頭小ネジ M3×12~16mm 2個 | |
皿小ネジ M3×10 3個 | |
ナイロンスペーサー M=3 L=2 2個×2箇所 | |
M3 ナット 9個 | |
M2 ネジ 2個、リード線、両面テープ、単4乾電池 |
作成方法は、他の記事を参考にして下さい。ボタンA,Bの穴を小さく(φ6mm)して、ナイロンスペーサーを2個重ねることで、ケースの外からボタンA,Bを押しづらくしています。
コネクタなしの単四2本電池ボックスのリード線に、圧着端子を圧着し、黒をGNDに、赤を3VにつないでもOKです。
電池ボックスのリード線を引っ張った時に、スライドスイッチのはんだ付け部に力がかからないように、リード線を容器の端に入れた2本のスリットに通している。
完成したスイッチインターフェース(真ん中)を、今まで作ったものと比較すると、最小ではないけど結構小さい。
●ベルト付きスイッチ
品目 | 金額 |
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【マルツオンライン】3.5φモノラルプラグ 3個 | 240円 |
【秋月電子】ユニバーサル基板 36x47mm 3個 | 90円 |
【モノタロウ】omron ヒンジ形タクタイルスイッチ 3個 | 318円 |
エーモン ダブルコード 0.2SQ 125cm | 約100円 |
M3×10 のネジ、ナット 6組 | |
べんりベルト 3本 | 108円 |
低反発ネックピロー(Daiso) | 432円 |
カーボン調シート(Seria) | 少々 |
(1)ユニバーサル基板を半分に切って、両端にφ3.2mmの穴を2個開ける。角を丸めてカーボン調シートを貼る。その時、3枚は電極印刷面に、残りの3枚はその裏面に貼る。
(2)左右用の横配置のスイッチを2個製作する。ケーブルの被覆を下図のようにはがして、それで配線する。ケーブル長さは50cm。
(3)あご用の縦配置のスイッチを1個製作する。ケーブルの被覆を下図のようにはがして、それで配線する。ケーブル長さは25cm。
●組み立て
(1)ネックピローの低反発スポンジを取り出し、穴をあける。
ベルトは、そのままでは長すぎるので、一部を折り重ねて、糸で縫って短くする。100均で「お弁当箱用ベルト(ランチベルト)」として売られているものの方が、良かったかもしれない。
(2)マジックテープの硬い面が表になるようにスイッチを挟む。スイッチのヒンジ(回転軸)の位置を下の写真のようにする。左右のスイッチは、傾けて取り付けたほうがフィットしやすい。
(3)ネックピローに巻き付けて、位置を調整する。
ベルトは、そのままでは長すぎるので、一部を折り重ねて、糸で縫って短くする。100均で「お弁当箱用ベルト(ランチベルト)」として売られているものの方が、良かったかもしれない。
(2)マジックテープの硬い面が表になるようにスイッチを挟む。スイッチのヒンジ(回転軸)の位置を下の写真のようにする。左右のスイッチは、傾けて取り付けたほうがフィットしやすい。
(3)ネックピローに巻き付けて、位置を調整する。
●別の使い方
あごのスイッチを外して左右スイッチだけにして、通常のネックピローの向きで使用することもできます。襟元のホックよりも、少し緩めの位置で固定できるような工夫が必要かもしれません。
◆連載
- 【まほろば】あごで押すスイッチ その1
- 【まほろば】あごで押すスイッチ その2