ワードの図 応用3(写真を楕円に切り抜く2)
投稿者:マーチン 2007年9月22日
カテゴリ:未分類::
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【使用ソフト】Microsoft Word 2003
下の図のように、写真を楕円に切り抜き、その境界をぼかして、ワードに貼り付ける方法を説明します。
写真を切り抜き、その境界をぼかすには、PhotoShop、PictBear、JTrim、PhotoScape などのソフトを使って加工した後に、ワードに取り込むのが、普通のやり方ですが、ここでは、ワードとマスクファイルを使って同じような効果を出す方法を紹介します。
この方法は、実際に切り抜くわけでなく、切り抜いたかのように見せるだけなので、白い背景以外では使えません。でも、画像編集ソフトの使い方を覚えなくても済みます。 (^^;
フリーの画像処理ソフト PhotoScape(フォトスケープ) に、【まほろば】フォトスケープ 応用 (フレームの追加) のフレームをダウンロードすれば、同じことができます。こちらの方が、簡単かもしれません。
●マスクファイルの仕組み
ワードでは、何枚かの図や絵を重ねることができるので、切り抜きたい写真の前に、中央に透明な部分がある画像(マスク)を重ねることで、あたかも切り抜いたかのように見せます。その透明な部分が、ぼんやりと変化するようなものにすれば、境界をぼかした切抜きのように見えます。マスクは、写真の外形よりも、少し大きくします。
●マスクファイルのダウンロード
(1)はっきりした境界の「切抜き」、境界のぼかし度が小さい「ぼかし小」、ぼかし度の大きい「ぼかし大」の3タイプで各9種類、合計27種類のマスクファイルを作成しました。ファイルの形式はPNGなので、透明度を変化させた画像を作ることができます。青色の部分が透明な部分で、後ろの写真が見える箇所です。
切抜き | ぼかし大 | ||||
横楕円 | 横角丸1 | 横角丸2 | 横楕円 | 横角丸1 | 横角丸2 |
縦楕円 | 縦角丸1 | 縦角丸2 | 縦楕円 | 縦角丸1 | 縦角丸2 |
雲 | ハート | 星 | 雲 | ハート | 星 |
(2)ダウンロード(ファイル名:mask.exe) をクリックして、実行ファイルをダウンロードする。
「ファイルのダウンロード - セキュリティの警告」 ⇒ [保存]をクリック。
(3)ダウンロードした実行ファイルをダブルクリックする。
「開いているファイル - セキュリティの警告」 ⇒ [実行] をクリック。
(4)展開先フォルダの[参照]をクリックし、展開先のフォルダを指定(例えば、[デスクトップ] [マイドキュメント] [マイピクチャ] を選択)し、[展開] をクリックする。
※実行ファイルが利用できない場合は、ダウンロード(ファイル名:mask.lzh) をクリックして、圧縮ファイルをダウンロードし、解凍する。
「ファイルのダウンロード - セキュリティの警告」 ⇒ [保存]をクリック。
(3)ダウンロードした実行ファイルをダブルクリックする。
「開いているファイル - セキュリティの警告」 ⇒ [実行] をクリック。
(4)展開先フォルダの[参照]をクリックし、展開先のフォルダを指定(例えば、[デスクトップ] [マイドキュメント] [マイピクチャ] を選択)し、[展開] をクリックする。
※実行ファイルが利用できない場合は、ダウンロード(ファイル名:mask.lzh) をクリックして、圧縮ファイルをダウンロードし、解凍する。
●マスクファイルの実例
(1)ワードを立ち上げて、[挿入] [図] [ファイルから] を選択する。
(2)挿入したい写真を選択し、[挿入]ボタンをクリックする。
(3)挿入した写真の上でダブルクリックすると、「図の書式設定」が開くので、[レイアウト]タブを選んで、[背面]にチェックして、[OK]をクリックする。
(4)写真の位置とサイズを調整する。
(5)[挿入] [図] [ファイルから] で、「透過マスク」を保存したフォルダに移動する。ファイルの名前が表示されない場合は、[表示ボタン]の右の▼をクリックし、[一覧] を選択する。
(6)マスクファイルを選択して、[挿入]ボタンをクリックする。
(7)挿入したマスク(真っ白なのでどこにあるかわからないけど)の上でダブルクリックして、
(8)「図の書式設定」で、[レイアウト]タブを選んで、[前面]にチェックして、[OK]をクリックする。
(9)マスクの端の○をドラッグして大きさを調整する。(これ以降では、わかりやすくするために、マスクの外形側を破線で示しています。)
(10)マスクの位置の移動は、マウスのドラッグでもできるが、[Ctrl]+[矢印キー] の方が微調整がしやすい。
(11)もし、写真がマスクで隠せないような場合は、あらかじめ写真の一部を切り取ってください。
⇒ 【まほろば】ワードの図 基礎8(濃淡・明るさ・切抜き・透明)
(2)挿入したい写真を選択し、[挿入]ボタンをクリックする。
(3)挿入した写真の上でダブルクリックすると、「図の書式設定」が開くので、[レイアウト]タブを選んで、[背面]にチェックして、[OK]をクリックする。
(4)写真の位置とサイズを調整する。
(5)[挿入] [図] [ファイルから] で、「透過マスク」を保存したフォルダに移動する。ファイルの名前が表示されない場合は、[表示ボタン]の右の▼をクリックし、[一覧] を選択する。
※マウスを使いにくい方はタブキーを押して[矢印ボタン]を選択、その後右矢印キーで[表示ボタン]を選択できます。
(6)マスクファイルを選択して、[挿入]ボタンをクリックする。
(7)挿入したマスク(真っ白なのでどこにあるかわからないけど)の上でダブルクリックして、
(8)「図の書式設定」で、[レイアウト]タブを選んで、[前面]にチェックして、[OK]をクリックする。
(9)マスクの端の○をドラッグして大きさを調整する。(これ以降では、わかりやすくするために、マスクの外形側を破線で示しています。)
※マウスでのドラッグの範囲設定が難しい方はテンキーでマウスカーソルを動かすキーポインターの利用をお勧めします。
(10)マスクの位置の移動は、マウスのドラッグでもできるが、[Ctrl]+[矢印キー] の方が微調整がしやすい。
(11)もし、写真がマスクで隠せないような場合は、あらかじめ写真の一部を切り取ってください。
⇒ 【まほろば】ワードの図 基礎8(濃淡・明るさ・切抜き・透明)
●写真とマスクのグループ化
写真とマスクの位置を合わせたら、2つをグループ化しておくと、2つの位置がずれないままに移動したり、拡大縮小したりすることができる。
(1)図形描画ツールバーで、[オブジェクトの選択] をクリックする。
(2)写真とマスクを含む範囲をマウスでドラッグする。
(3)写真とマスクの2つが選択された状態が、下の図です。
(4)図形描画ツールバーで、[図の調整] [グループ化] をクリックする。
(1)図形描画ツールバーで、[オブジェクトの選択] をクリックする。
(2)写真とマスクを含む範囲をマウスでドラッグする。
※マウスでのドラッグの範囲設定が難しい方はテンキーでマウスカーソルを動かすキーポインターの利用をお勧めします。
(3)写真とマスクの2つが選択された状態が、下の図です。
(4)図形描画ツールバーで、[図の調整] [グループ化] をクリックする。
●重ね合わせ順序の変更
後に読み込んだ画像ほど前面に重ねられるので、写真をマスクよりも後から読み込んだときには、前後の関係を設定し直す必要がある。マスクをクリックして、図形描画ツールバーで[図形の調整] [順序] [最前面へ移動] を選択する。
●ほかの形に切り抜く
他のマスクファイルを使えば、別の形に切り抜くことができます。
◆連載
【まほろば】ワードの図 応用1(写真に枠をつける)
【まほろば】ワードの図 応用2(写真を楕円に切り抜く1)
【まほろば】ワードの図 応用3(写真を楕円に切り抜く2)
【まほろば】ワードの図 応用4(写真に文字を入れる1)
【まほろば】ワードの図 応用5(写真に文字を入れる2)
【まほろば】ワードの図 応用6(背景画像を追加する)
【まほろば】ワードの図 応用7(ポラロイド写真風)
【まほろば】ワードの図 応用8(ファイルサイズを小さくする)
【まほろば】ワードの図 応用2(写真を楕円に切り抜く1)
【まほろば】ワードの図 応用3(写真を楕円に切り抜く2)
【まほろば】ワードの図 応用4(写真に文字を入れる1)
【まほろば】ワードの図 応用5(写真に文字を入れる2)
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【まほろば】ワードの図 基礎1(図を取り込む ファイルから)
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【まほろば】フォトスケープ 応用 (フレームの追加)
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